不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/6/25

中古マンション価格天気図、「悪化」地域が急増/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは25日、2014年5月の「中古マンション価格天気図」を発表した。47都道府県の、ファミリータイプ中古マンション流通事例価格を70平方メートルに換算して月ごとに集計。価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向にある場合は「雨」と表記している。

 「晴」は12地域(前月比6地域減)に減少。「雨」は3地域(同2地域増)と増加し、「小雨」は5地域(同1地域減)、やや上昇傾向の「薄日」は17地域(同3地域増)に拡大し、「曇」は10地域(同2地域増)となった。依然、「晴」と「薄日」が多いものの、天候は悪化し始めており、「晴」は2ヵ月で半減する結果となった。

 4月に14地域あった「薄日」のうち、1地域が「晴」に、7地域が「薄日」を維持、6地域が「曇」に悪化した。特に4月以降、天候が急速に悪化している。

 天候が改善した地域は7地域(同3地域減)、悪化したのは19地域(同9地域増)、横ばいは21地域(同6地域減)となり、消費増税後の市況悪化が影響したとみている。

 天気図は、同社公表資料参照。

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