旭化成不動産レジデンス(株)代表取締役社長の渡辺衛男氏は、1日に会見。マンション建替事業を拡大し、2014年度に、マンション事業売上高1,000億円(13年度比264%増)、その他事業を合わせた売上高2,500億円(同191%増)を達成すると語った。
同社のマンション事業は、“権利者と共に創るマンション事業”を掲げ、法定再開発事業、マンション建替事業、都心市街地共同化事業の3事業に特化して実施している。マンション建替事業については、このほど20件目の建て替えに着工するなど、業界でもトップレベルの実績をあげている。
渡辺社長は、「マンション建て替えのトップランナーとして、難しい案件でも建て替えを実現してきた。マンションの再生需要は年々増していく。そこでマンション建替事業をこれまで以上に強化し、14年度には累計100物件を目指す」と述べた。
この目標達成に向け、マンション事業従事人員を現在の105名から、14年度中に200名体制にまで拡大。大規模団地の合意形成や名古屋エリアへの展開などにも着手する。
また事業強化の一環として、15年1月に、常設モデルルーム「ATLAS COLLECTION」を文京区に開設する計画。同モデルルームで管理組合向け建て替えセミナーなどを実施し、今後増加が予想される小規模マンションの建て替え案件などの情報入手を進めていく。