不動産ニュース / 開発・分譲

2014/8/29

東京・金町の工場跡地に総戸数840戸のマンション/住友不動産

「シティタワー金町」の完成予想模型
「シティタワー金町」の完成予想模型
モデルルームの内観
モデルルームの内観
建設中のレジデンス棟
建設中のレジデンス棟

 住友不動産(株)は30日、新築分譲マンション「シティタワー金町」(東京都葛飾区、総戸数840戸)のマンションギャラリーをグランドオープン。28日に報道陣に対してギャラリーを公開した。葛飾区では過去最大の総戸数。

 同物件はJR常磐線「金町」駅徒歩12分。開発面積33.3haの大規模複合開発「葛飾区新宿六丁目地区」の南端に位置する。三菱製紙(株)の工場跡地の開発で、敷地面積7万1,000平方メートル、東京ドーム1.5個分の「葛飾にいじゅくみらい公園」を中心に東京理科大学(2013年4月開校)、住宅、商業施設を整備する。

 同物件はタワー棟(鉄筋コンクリート造、地上37階地下1階、総戸数700戸)、レジデンス棟2棟(鉄筋コンクリート造、地上13階建て、総戸数52戸、88戸)の3棟構成。敷地面積は1万7,659平方メートル。住戸は専有面積62.27~84.41平方メートル、間取りは3LDK中心。1期発売は年内を予定しており、販売戸数は未定。竣工はタワー棟が16年2月、レジデンス棟は15年2月を予定する。

 販売価格はタワー棟上層階の専有面積84平方メートルの南西向き角住戸が6,000万円台、レジデンス棟は70平方メートルの低層階住戸が3,900万円台、上層階住戸が4,200万円台を予定。坪単価は最も高い住戸で230万円程度となる。事前案内では約300組を集めており、約半数が地元需要で、湾岸など都内のタワーマンションと比較検討するユーザーが少なくないという。

 敷地内に約3,800平方メートルの緑地を整備するほか、開発区域内にある東京理科大学の学生食堂やカフェ、専門書がそろう図書館などが開放されているため、そうした施設を使える点もメリットとしてアピールする。共用施設も管理コストがかかったり使用頻度が少ない施設は設置せず、コミュニティルームなど居住者が使いやすいものを配した。

 タワー棟は(株)竹中工務店の液状化対策工法に加え、免震構造を採用。24時間有人管理や共用部照明等に48時間給電可能な非常用発電機、防災倉庫といったセキュリティや防災対策も充実した。

 物件の隣地には同社が商業施設を保有し、大手スーパーの誘致も決まっている。また、公道を挟んで隣接する開発街区も同社が保有。住宅600戸や生活利便施設などを整備する計画。

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