(株)LIXIL住宅研究所は、大型台風やゲリラ豪雨における住まいの対策に関する調査結果を発表した。2014年8月、全国の戸建て(持ち家)に居住する既婚女性550名を対象にインターネットで実施した。
今後、自宅を大型台風やゲリラ豪雨が襲う頻度が多くなると考えている人は59.6%。そうした被害の際、自宅に不安がある人が76.9%となった。具体的には、「停電などライフラインが絶たれる」(63.4%)、「暴風により家屋に被害(破損)が発生する」(55.6%)などの声が上がっている。
過去に大型台風やゲリラ豪雨で、実際に自宅に被害があった人は37.1%。大きな被害では、「家屋の屋根がはがれた(飛んだ)」(7.8%)、「家屋の壁などが損傷した」(7.4%)、「家屋が損壊(全壊や一部損壊)した」(5.9%)があがった。浸水被害は、「床下浸水」が6.4%、「床上浸水」が4.4%。
大型台風やゲリラ豪雨などに備えた対策については、「特に何も行なっていない」が46.5%。また、対策として自宅を修繕したい人は39.8%となった。修繕したい箇所は、「屋根」29.2%、「外壁」26.9%、「排水設備」24.2%。その他、「窓」23.3%、「雨戸」22.4%、「カーポート」21.5%などとなった。