不動産ニュース / ハウジング

2014/10/2

木質系ブランドでZEH基準対応「SMART STYLE『S』」を発売/ミサワホーム

「SMART STYLE『S』」外観イメージ
「SMART STYLE『S』」外観イメージ
「INTEGRITY」「蔵」付3階建外観イメージ
「INTEGRITY」「蔵」付3階建外観イメージ

 ミサワホーム(株)は10日、木質系の企画住宅ブランド「SMART STYLE」シリーズで、2020年のZEH基準に対応する「SMART STYLE『S』」(スマートスタイル エス)の販売を開始する。

 環境意識の高い、20~30歳代の子育て世代をターゲットに、従来の「SMART STYLE」シリーズと同価格帯に設定しながら、断熱性能の向上や太陽光発電システムの標準化などを実現した商品。

 躯体の断熱性能を向上させ、外皮面積を小さくして熱損失を抑える「ECOフォルム」や自然エネルギーを活用し快適に暮らすための設計手法「微気候デザイン」などの採用により省エネ性能を向上。そのほか、屋根面積を大きく確保し、大容量の太陽光発電システムを搭載可能としたことなどでZEH基準もクリアしている。

 プランは10パターンを用意し、年間100棟の販売を目指す。販売参考価格は、延床面積110平方メートルの2階建てZEH仕様で税込2,160万円、同ベーシック仕様で税込1,942万円。

 また同日、木質系戸建住宅「INTEGRITY(インテグリティ)」で、大収納空間「蔵」付2階建および3階建タイプを追加した商品の発売も開始する。

 「INTEGRITY」は、デザインに対する強いこだわりを持つ30~40歳代をメインターゲットに、デザイナーズ住宅の新しいつくり方を提案する設計手法「MISAWA DESIGNERS’ CODE(ミサワデザイナーズコード)」のコンセプトに沿った商品。
 第1弾ではデザインテーマを「SQUARE in SQUARE(スクエア イン スクエア)」 に設定し、シンプルで普遍性の高い四角形の組み合わせによる外観をベースに、家族や地域の人々のつながりを重視したデザインとした。

 今回の商品は、「蔵」付とし、都市部や都市近郊でのニーズに対応するため立体的な空間活用を提案している点が特長。自由設計をベースにしながらも、今回のプランを合わせて推奨32プランを用意し、今後は「INTEGRITY」全体で年間200棟の販売を目指す。販売参考価格は、延床面積123平方メートルの「蔵」付2 階建てプランで税込3,255万円、延床面積111平方メートルの「蔵」付3 階建てプランで税込3,036万円。

 発売に先立ち2日に開催したマスコミ向け発表会で、同社代表取締役専務執行役員の平田俊次氏は、「『SMART STYLE『S』』の開発コンセプトは、設備性能を重視していた従来と違い、ゼロエネ率101%を実現するなど、建物性能を重視・強化した。弊社は今後、エネルギー環境ブランドナンバーワンを目指し17年には全地域でZEH仕様の標準化する」などと語った。

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