


野村不動産(株)は、戸建住宅「プラウドシーズン仙川」(東京都三鷹市、総戸数45戸)の販売を11月上旬に開始する。17日、現地を報道陣に公開した。
同物件は、京王線「仙川」駅徒歩13分に立地。建設地は、外国人向けテラスハウスの跡地で、総開発面積は約6,400平方メートル。環境との親和性を高めるため、戸当たり土地面積を120平方メートル以上と大きく取り、オープン外構で植栽をふんだんに施した。
また、「プラウドシーズン」では初めて、全戸にHEMS、太陽光発電、蓄電池(5kWh)、電気自動車充電用コンセントを導入したスマートハウスとし、災害時でも特定電源への電力供給を可能にした。屋外灯にも電力は供給され、まち全体を災害時でも明るく保つ。
隣接した公園には、かまどベンチを設置、地域の公民館には蓄電池を寄贈。これらにより、同市の「エコタウン開発奨励制度」初のゴールド認定を受け、戸当たり19万円の補助金を受ける。
住戸は、2×4工法。土地面積120~136平方メートル、建物面積94~102平方メートル。予定販売価格は6,000万円台~7,000万円台。10月4日からの事前案内会で100組を集めている。
同日会見した、同社住宅事業本部戸建事業部部長の大矢寛之氏は「当社は、昨年度から環境ビジョン『プラウドスマートデザイン』を展開している。この考えと三鷹市との考えを融合し、より防災面を強化し、当住宅地だけでなく、地域全体の防災にも取り組んだ。今後も、環境に配慮した先進設備の導入、コミュニティを活性化するソフトプログラム等にも注力した、安心安全の戸建住宅を供給したい」と抱負を語ったほか、今年度の戸建供給戸数が1,000戸の大台に乗り、今後も同水準の供給を行なっていく方針を明らかにした。
また、同日行なわれた同市からの感謝状贈呈式で挨拶した同市市長の清原慶子氏は「同団地のコンセプトである『停電時でも灯りが灯る街』は、私たちの願いでもある。かまどベンチや蓄電池の寄贈は、地域の防災を支援したいという開発に関わられた皆様の想いの証。地域住民みんなで新しい住民の皆さまを歓迎したい」等と語った。