国土交通省は10日、2014年10月の建設工事受注動態調査報告を発表した。
同月の建設工事受注高は、6兆7,434億円(前年同月比1.9%増)と、3ヵ月ぶりに増加に転じた。うち、元請受注高は4兆6,726億円(同6.2%増)、下請受注高は2兆708億円(同6.6%減)となった。
元請受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆5,444億円(同1.2%増)、民間等からの受注高は3兆1,282億円(同8.8%増)と共に増加した。
公共機関からの受注工事額(1件500万円以上)は、1兆4,688億円(同4.0%増)。うち国の機関からの受注は3,508億円(同7.7%減)で、地方の機関からの受注は1兆1,180億円(同8.2%増)。地方では当道府県、市町村、地方公営企業の発注がいずれも増えており、特に地方公営企業は前年同月を34.6%上回る1,090億円となった。
民間等からの建築工事・建設設備工事(1件5億円以上)の受注工事額は6,383億円(同8.3%減)となり、3ヵ月連続の減少となった。