不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2014/12/18

保有物件の隣接地取得して増築/TRI

「東急虎ノ門ビル」増築後のイメージ
「東急虎ノ門ビル」増築後のイメージ

 東急リアル・エステート投資法人(TRI)は17日、保有する「東急虎ノ門ビル」(東京都港区)の隣接地の取得を発表、併せて同ビルの増築を決めた。

 同ビルは2010年築の築浅で、ハイレベルなスペックを持つものの、基準階が細長い形状であることに加え、前面道路に面する部分が狭いことから、競争力の面で課題が残っていた。隣接地を取得し、増築することで同ビルの競争力を高めて資産価値のアップを狙う。

 取得する土地は、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅より徒歩約3分。面積は251.91平方メートル。取得価額は18億5,000万円。鑑定評価および調査を担当した(一財)日本不動産研究所によると、鑑定評価額は13億4,000万円だが、同ビルの増築を目的とする場合の購入限度額は19億円と算出された。17日に契約し、15年1月9日に取得する予定。取得先は日総ビルディング(株)。

 増築により、延床面積は1万4,459.37平方メートル(増築前比1,901.90平方メートル増)、基準階面積1,161.35平方メートル(同176.80平方メートル増)となる。NOI利回りは4.06%(同0.02ポイント上昇)となる計画。

 増築計画の総事業費は34億円を見込む。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆