(一社)日本ツーバイフォー建築協会(2×4協会)は、カナダ林産業審議会(COFI)と共同で新たに開発した耐火構造大臣認定2仕様を、15日より公開する。
1つは、バルコニーや共同住宅の共用廊下など、屋外の雨掛かりとなる部分に用いるため開発した床1時間耐火構造。耐水性に優れた両面薬剤処理ボード用原紙張せっこう板を被覆材として表裏に重ね貼りすることで、施工中の養生対策としての効果を高める。
もう1つは、陸屋根に用いる30分屋根耐火構造。今回新たに開発した仕様は、陸屋根の用途に特化しているため、野地板の上に防水仕上げとなる材料をそのまま施工することができる。
同協会が2004年に耐火構造の大臣認定を取得してから、ツーバイフォー工法による耐火建築物は、主に住宅の用途として2,400棟超の実績がある。