不動産ニュース / 開発・分譲

2015/2/13

老朽化に伴う建替事業「ヒューリック世田谷」が竣工/ヒューリック

「ヒューリック世田谷」外観
「ヒューリック世田谷」外観

 ヒューリック(株)は13日、同社が「世田谷Fビル」の老朽化に伴う建替事業として進めてきた「ヒューリック世田谷」(東京都世田谷区)の竣工を発表した。

 同ビルは、銀行店舗、寄宿舎(総戸数99戸)、共同住宅(総戸数18戸)からなる複合ビルで、東急田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩1分に立地。鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造地上8階地下1階建て、敷地面積1,534.98平方メートル、延床面積7,195.22平方メートル。

 外観は、ダークグレーと白を基調としたモノトーンデザインとし、高級感を演出。首都高速道路、国道246号に面する人通りの多い南面には、銀行店舗を配置。住宅部エントランスは閑静な住宅街に面した北側に設けた。
 建物北側は3階建ての低層とし、隣接する住宅にスケール感を合わせ、横基調のボーダーデザインにより近隣住宅への圧迫感を軽減するよう計画。寄宿舎にはキッチンを配置したラウンジを設け、入居者の憩いの場を創出した。

 環境にも配慮し、太陽熱給湯システムを採用。屋上・壁面緑化も行ない、JHEP認証(生物多様性の保全などの取り組みを評価)で「A」を取得。また、共用部のLED照明、高効率受電設備の採用、散水・トイレの洗浄水への雨水の再利用なども行なっている。
 躯体コンクリートは長期仕様で建設し、地下1階での柱頭免震構造を採用、入居者の安心、安全に配慮した。

 なお、銀行店舗は(株)みずほ銀行が入居。寄宿舎部分は法人に賃貸し、共同住宅は(株)コスモスイニシアに一括で賃貸する。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。