(株)Rバンクは16日、築43年のビルを用途変更によって複合施設とした「koishikawa:(コイシカワコロン)」を竣工したと発表した。
同プロジェクトは、同物件の事業者・所有者である(株)プロストホールディングス(東京都多摩市、代表取締役:赤羽正己氏)がRバンクと事業マネジメント契約を締結したもの。
印刷業の工場・事務所ビルを、保育所・店舗・寄宿舎・共同住宅に用途変更し、地元に根付く複合施設として再生させた。
都営三田線「春日」駅徒歩7分に位置。鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上7階建てで、対象延床面積は約1,212平方メートル。
新築時・増築時の確認済証および検査済証が保管されており、メンテナンス状況が良好であったこと等から、建て替えではなくコンバージョンによる再生を選択。
構造耐震指標Is値が、建築基準法の定める基準0.6を大幅に超えたため、通常よりも高い耐震強度が求められる保育園の誘致も実現した。
また小石川は、女性に人気があるものの、コミュニティー型賃貸住居がなかったことから、女性専用のシェアハウスを設置。さらに既存構造体を生かした天井高やユニークな間取りのファミリーおよびDINKS向け共同住宅も併設した。