パナホーム(株)は、住宅のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化をさらに進化させ、“エネルギー収支ゼロ”を超えるエコ性能を備えた「ゼロエコ」仕様を新たに設定し、4月1日より戸建住宅商品に展開していくと発表した。
同社では2018年に戸建全商品をエネルギー収支ゼロのネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化し、系統電力に頼らず、災害時にも暮らしが維持できる住まいの“エネルギー自立”の実現を目指した商品開発を行なっている。
この度設置する「ゼロエコ」は、同社とパナソニックグループの先進技術を活かした設備・仕様である「3つの未来標準」を採用することでZEHを超える優れたエコ性を実現する。
具体的には、太陽電池モジュール「HIT」とリチウムイオン蓄電池ユニットにより“エネルギーを創り”、壁や天井のみならず基礎の内側にまで断熱材を施した「家まるごと断熱」と冷暖房コストを抑える「エコナビ搭載換気システム HEPAプラス」により、“エネルギーを活かす”。また、「スマートHEMS」と持ち運べるコントローラー「プライベート・ビエラ」により“エネルギーをかしこく使う”仕様としていく。
ゼロエコの対象商品である「カサート」に導入した場合、年間光熱費収支では、約6万3,000円の収入となる。
標準本体価格は「カサート」の場合で、2,930万円(税込み)。販売エリアは北海道、沖縄および一部地域を除く全国で、販売目標は戸建住宅の50%としている。