不動産ニュース / その他

2015/6/15

「日本は投資先としての期待度高い」/CBRE・不動産フォーラム

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

 シービーアールイー(株)(CBRE)は12日、虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)にて、「CBRE 不動産フォーラム2015」を開催。投資マーケットや、インダストリアルセクター、オフィスマーケット等についての動向や今後の見通しについて講演した。

 講演の冒頭、CBREアジア太平洋事業担当最高経営責任者のダニエル・クイーナン氏は「景気の回復により、日本は投資先として期待されている。本日の講演を今後の活動に役立ててほしい」等と挨拶した。

 各スペシャリストの講演では、「グローバル投資マーケットの展望」についてを同社グローバルチーフエコノミストのリチャード・バークハム氏、「アジアパシフィック投資マーケットの展望」についてを同社APAC,リサーチヘッドのヘンリー・チン氏が講演。また、「インダストリアルセクターの展望」を同社インダストリアル営業統括部エグゼクティブディレクターの小林 麿氏、「リテールセクターの展望」についてを同社リテールサービス部シニアディレクターの橋川 剛氏、「オフィスセクターの展望」についてを同社ビル営業統括部エグゼクティブディレクターの丸山秀樹氏が講演した。

 また、各セクションにおける企業の代表を招いたパネルディスカッションを実施。投資マーケットについては、ブラックストーン・グループジャパンの橋田大輔氏、CBREグローバルインベスターズ・ジャパン(株)の藤田哲也氏、ドイツ証券(株)の前田康一郎氏、GICリアルエステート・インターナショナル・ジャパン(株)のケン・チャン・チェン・ウェイ氏が“グローバル不動産投資の日本に対する配分”をテーマに議論した。

 投資先としての日本の魅力について、2~3年前からマーケットが強くなってきたと分析。今後も投資先として魅力が高まるとしつつも、現状よりもさらにポジティブになれる明確な理由が必要だとした。
 また、今後の投資戦略については、安定を見込めるところに優先的に投資していくとし、その中にはホテルやヘルスケアも含まれるとした意見があった。一方で、地震など天災のリスクもあるという声も挙がった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。