不動産ニュース / 開発・分譲

2015/6/22

尼崎の駅前再開発でデマンドレスポンスによる省エネ・地域活性化へ取り組み/野村不動産他

 野村不動産(株)とジェイアール西日本不動産開発(株)、(株)長谷工コーポレーションが共同で手掛ける関西最大級の駅前大規模再開発「ZUTTOCITY(ズットシティ)」で、デマンドレスポンスによる持続可能な省エネ・地域再生に係る取り組みが実施される。このほど、尼崎市が進める“尼崎版スマートコミュニティ”に認定された。

 同プロジェクトは、JR宝塚線「塚口」駅前に広がる総面積約8.4haの大規模再開発。分譲マンション(総戸数1,200戸)、戸建住宅(総戸数71 戸)、駅ビル、商業施設、駅前ロータリー、大型公園等を一体整備する。

 (株)まいぶれwithYOU、関西電力(株)と共同で、2016年度からの3年間、三菱電機(株)の協力のもと、「ZUTTOCITY」において、街区全体の電気の需給状況をデジタルサイネージでリアルタイムに表示。エネルギー消費量の見える化を促す。また、尼崎市域で地域通貨「ZUTTO・ECOまいポ」と連携したスキームを構築。夏冬の電力需要がピークとなる時間帯に尼崎市域の住民に節電要請を行ない、要請に応えて地元商店街等に出かけた場合には通常の2倍のポイントを付与する“デマンドレスポンス”を実施する。

 地域通貨ポイントは地域店舗から100円の買い物につき、1ポイントが発行され、1ポイント=1円として地域通貨加盟店で使用することができる。

 地域通貨ポイントを連携させたデマンドレスポンスによる、特定の自治体全域にまたがる省エネ・地域活性化の取り組みは日本初。同社は利用可能店舗を拡大していく考え。

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