(株)毎日コムネットは9日、2015年5月期決算を発表した。
当期(14年6月1日~15年5月31日)の連結売上高は121億4,600万円(前年同期比20.5%増)、営業利益は13億6,900万円(同34.6%増)、経常利益は12億8,700万円(同29.9%増)、当期純利益は8億1,900万円(同38.7%増)となった。
事業の方向性を明確にし、戦略的投資を促進するため、不動産デベロップメント部門と不動産マネジメント部門に加え、新たにエネルギーマネジメント部門を加えた3部門からなる「不動産ソリューション事業」と、課外活動ソリューション部門と人材ソリューション部門からなる「学生生活ソリューション事業」の2事業計5部門で事業を展開。
また、3月には、同社の持分法適用関連会社である(株)ワークス・ジャパンの株式を追加取得し、連結子会社化した。
主力の不動産ソリューション事業では、首都圏進学志向と女子大生比率の高まり、セキュリティ意識の浸透等から、より安全性・快適性のニーズが高まった。
「不動産デベロップメント部門」では、需要の高さを背景に、金融機関等との連携によるコンサルティング営業を強化し、個人オーナーのみならず、企業に対してもCRE戦略に応える事業プランを積極的に提案、物件開発に努めた。その結果、自社保有物件においては2件を開発および2件を売却。管理戸数は7棟466戸となった。また、サブリース物件においては3件を開発した結果、管理戸数166棟6,248戸に。管理受託を含めた総管理戸数は188棟8,211戸(前期末比2.9%増)となった。
「不動産マネジメント部門」では、仲介専門子会社(株)毎日コムネットレジデンシャルの体制強化を継続し、インターネット情報提供の充実や、大学との連携強化棟により安定した入居確保を図る等した結果、10年連続で入居率100%を達成した。
同セグメントの売上高は92億471万円(前年同期比12.1%増)、利益は14億7,894万円(同13%増)となった。
次期については、売上高133億5,000万円、営業利益13億9,000万円、経常利益13億円、当期純利益8億4,000万円を見込んでいる。