不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/7/10

「造注方式」を軸に、今期受注220億円を目指す/ファーストコーポレーション

 ファーストコーポレーション(株)は10日、2015年5月期決算(非連結)説明会を開催した。

 当期(14年6月1日~15年5月31日)は、売上高139億3,700万円(前年同期比93.9%増)、営業利益7億9,400万円(同196.8%増)、経常利益7億4,400万円(同189.4%増)、当期純利益4億9,200万円(同203.3%増)。マンション用地の確保、建設をはじめとする事業企画書を同社が作成し、複数のディベロッパーに提案して建設工事を受注する「造注方式」により収益性が向上し、大幅な増収増益となった。

 説明会において、同社代表取締役社長の中村利秋氏は今後の事業方針について言及。当面は1都3県での地位確立とシェア拡大に注力するとし、「新規顧客の拡大により受注・売上高アップに努めたい」などと抱負を述べた。

 また、当期の業績増進と、東京証券取引所マザーズ市場上場を果たしたタイミングで、事業戦略の再構築を実施。「大型案件を手掛けるとともに、造注方針の推進によりディベロッパーと共闘型の企画を推進する」とし、シニア向けマンションへの展開も検討していると発表。「今期は12件・1,100戸の受注を計画しており、220億円の売上高を目指す。また、持続的な利益増進と内部留保による財務体質アップにより、企業価値向上に努め、将来的にはマンション全体で年間2,000戸の生産体制を確立させたい」と話した。

 なお、次期については、売上高174億円、営業利益14億8,400万円、経常利益14億400万円、当期純利益9億3,900万円を見込む。

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