UDS(株)は、同社が企画等を行なった複合施設「CASCADE HARAJUKU」(東京都渋谷区)の10月3日のグランドオープンに先駆け、28日、報道陣向けに内覧会を開催した。
敷地面積818.85平方メートル。延床面積1,695.59平方メートル。鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。JR「原宿」駅から徒歩2分、東京メトロ「明治神宮前」駅から徒歩1分に立地。事業主は区分オフィスの投資用販売する事業等を手掛ける(株)ボルテックス(東京都新宿区、代表取締役:宮沢文彦氏)。同社は、新事業として都心5区を中心に年間2~3件、オフィスや商業ビルの新規開発を行なっていく方針で、今回はその初弾案件。商業施設実績の豊富なUDSに、企画・設計・テナント誘致等を依頼した。
開発コンセプトは「URBAN ESCAPE」。施設の中央にテラスと植栽のある開放的な空間を創出。地上3階から地下1階までの吹き抜け空間とし、採光・通風性を確保することで来場者が集れる空間とした。
また、高低差のある2つの道に挟まされた特徴的な敷地に対し、通り抜けができる立体的な路地を創出することで地域の回遊性を高めている。
なお、「CASCADE(カスケード)」とは、英語で「階段状に水の落ちる滝」を意味し、施設の特徴的な形状を表すと共に水が流れる心地よい空気感のある空間を目指すという思いが込められている。
地下3階~地上2階は、ロンドンのカップケーキ専門店「LOLA'S Cupcakes Tokyo」やイタリアのピザ専門店「SPONTINI(スポンティーニ)」など日本初出店3店舗を含め、カフェやレストラン全7店舗が出店する。3階事務所スペースには地下1階~地上1階にメキシコ料理店を出店する(株)HUGE本社が入居する予定。