大東建託(株)が2014年に発足した「賃貸住宅未来研究所」は5日、「賃貸住宅に対する意識調査」結果を発表した。
賃貸住宅に住む25~39歳のカップル(夫婦)や家族を対象にした調査によると、現在の住居に引っ越したタイミングとして最も多かったのは「結婚」(50.0%)。そのほか、「仕事」(22.8%)、「妊娠・出産」(9.2%)など、人生の転機に合わせて転居する人が多かった。
一方、「賃貸住宅のここがおかしい」という設問では「棚や家具などを自由に設置できない」に28%が回答するなど、ユーザーに「賃貸住宅は自分の思うように内装や間取りが変えられない」という思い込みがあり、リフォーム・内装変更の自由度の低さが、不満につながっていることが分かった。
同社は、ヒアリング調査で「住み慣れてきた場所に長く住みたい」という意見がみられたことから、「これまでの『賃貸派=定住しない派、自由に引っ越ししたい派』という図式が崩れ始めているのではないか」と予測している。