国土交通省は、「マンションの管理の適正化に関する指針」および「マンション標準管理規約」の改正(案)に対する意見を、11月19日まで募集する。
マンションの管理ルールについては、高齢化等を背景とした管理組合の担い手不足や管理費滞納等による管理不全、暴力団排除の必要性、災害時における意思決定ルールの明確化等の課題が指摘されている。
こうした課題に対応したルールの整備が求められていることから、国交省では2012年1月にマンションの新たな管理ルールに関する検討会を設置。15年3月には同検討会報告書が取りまとめられた。
これを踏まえ、「マンションの管理の適正化に関する指針」では、コミュニティ形成の積極的な取り組みについて明記した他、「マンション標準管理規約」の改正(案)では、外部専門家の活用や駐車所の使用方法等について盛り込んだ。今回のパブリックコメントではこれらについての意見を募集する。
資料は、電子政府の総合窓口(e-Gov)「パブリックコメントの(意見募集中案件一覧)」欄に掲載している。