不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/12/7

2016~20年の大型物流施設供給面積、06~14年の1.5倍に/JLL調査

 ジョーンズラングラサール(株)(JLL)は7日、物流不動産の今後の需要予測をまとめたレポートを発表した。首都圏を中心とする物流不動産の賃貸市場について、市場拡大の背景やセクター別の需要を分析。2020年までの市場動向を予測している。

 10~14年に竣工した首都圏の先進大型物流施設のテナントは、インターネット通販会社が床面積合計の17%、3PLは45%を占めた。15年以降については、インターネット通販市場の拡大に伴って3PLへの集中が加速すると予測。インターネット通販が新規供給床面積の21%、3PLは50%に達するとした。それ以外の消費財メーカーや小売業者、宅配便関係などについては、成長余地が相対的に低く、新規需要は限られるとしている。

 首都圏の大型先進物流施設の新規供給量は、15年34万坪、16~20年は合計115万坪(年平均23万坪)が新規供給される見込み。06~14年の年間平均15万坪と比較して約50%増加すると予測した。

 賃料動向は、地価や建設コストの上昇により、ディベロッパーや投資家の投資額が膨らんでいることから上昇曲線を描くとした。首都圏においては、20年までに18.3%上昇(年平均2.8%上昇)すると予測した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆