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2016/2/8

賃貸住宅建築コンペを開催、最優秀賞は東大院生らの作品に/大東建託

入賞作品を決める公開審査の様子
入賞作品を決める公開審査の様子

 大東建託(株)は6日、第4回「大東建託賃貸住宅コンペ」の公開二次審査を開き、最優秀賞などの入賞作品を決めた。若手建築家や建築を学ぶ学生を対象として毎年行なっているコンペで、今回は「賃貸住宅の公(おおやけ)」をテーマに募集。国内外から300件の応募を集めた。

 書類選考による一次審査を通過した6組が、公開二次審査でプレゼンテーション。その後の審査委員による公開ディスカッションで最優秀賞1点、優秀賞2点、審査委員特別賞3点を決定した。審査委員長は首都大学東京教授で建築家の小泉雅生氏、審査委員は建築家・(株)五十嵐淳建築設計事務所代表の五十嵐 淳氏、建築家・(株)TNA共同主宰の鍋島千恵氏、大東建託取締役常務執行役員の小林克満氏。

 最優秀賞を受賞したのは東京大学大学院・山本 至氏と(株)山下設計・稲垣 拓氏による共同提案「『空』の賃貸」。住宅が密集する東京・月島の市街地を想定敷地として、高層化した建物の公開空地を、入居者が自宅スペースの上部などに再配置し、入居者以外も利用できるようにするなど、建築に関わる制度の将来像についても言及した提案。審査委員からは「50年後、100年後といった将来に向けた可能性を感じる」「社会に対する可能性を感じさせる提案だった」など、将来的な日本の都市像に対する提案が高い評価を得た。

 表彰式で総評した小泉氏は「今回、海外からの応募作品が入賞するなど、コンペ自体に広がりがあった。そうした中で最優秀賞を獲得した作品は、建築に関わる制度にまで踏み込んだ提案で、スケールが大きい点を評価した。これ以外にも審査をする中で、刺激的なアイディアが多く、審査をしていて楽しませてもらえた」と述べた。

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