東京建物(株)は8日、2015年12月期決算を発表した。
当期(15年1月1日~12月31日)は、連結営業収益2,600億1,200万円(前期比9.7%増)、営業利益344億3,900万円(同12.7%増)、経常利益247億9,600万円(同43.2%増)と増収増益達成。なお、前期に「大手町タワー」(東京都千代田区)の一部売却に伴う固定資産売却益があったことから、当期純利益は前期比80.3%減の163億5,900万円となった。
セグメント別では、ビル事業は「東京建物日本橋ビル」(東京都中央区)等の新規稼働があったものの、前期に販売用不動産を売却した影響等により、営業収益969億4,200万円(同11.3%減)、営業利益272億2,200万円(同7.5%減)の減収減益に。住宅事業は「Brillia Tower池袋」(東京都豊島区)、「スカイズ タワー&ガーデン」(東京都江東区)等の経常により、営業収益980億7,600万円(同16.4%増)、営業利益104億6,500万円(同181.8%増)と大幅に伸長した。その他事業は営業収益649億9,200万円(同49.3%増)、営業利益30億2,400万円(同22.9%減)。
なお、業績が期首予想を大幅に上回ったことから、増配を決定。1株当たり8円を予想していた配当金を、4円増配の12円とすることを合わせて公表した。
次期は、営業収益2,600億円、営業利益350億円、経常利益260億円、親会社株主に帰属する当期純利益165億円を見込んでいる。