不動産ニュース / 開発・分譲

2016/2/26

東京・晴海、大型スパ付き超高層ツインタワー竣工/住友不動産

「ドゥ・トゥール キャナル&スパ」外観
「ドゥ・トゥール キャナル&スパ」外観

 住友不動産(株)は25日、超高層マンション「ドゥ・トゥール キャナル&スパ」(東京都中央区、総戸数1,450戸)の竣工を発表した。

 同物件は都営大江戸線「勝どき」駅徒歩約9分。2020年東京五輪選手村建設予定地エリアで、交通インフラの整備が進められ、都心と臨海部を結ぶ環状第2号線が暫定開通を予定するほか、羽田空港や成田空港などへのアプローチを容易にする首都高速10号晴海線の開通も予定している。敷地面積1万5,222.35平方メートル、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上52階地下1階塔屋1階建てのツインタワー。免震構造を採用している。

 外観は、高さ約180mの力強さを柱のラインで表現し、水辺に映え調和する素材、ガラスを多用したファサードとしている。建物のコーナー部分はガラスカーテンウォールを採用。1階グランドエントランスホールには、天井高最大10m超の空間を実現し、エスカレーターで2階に上がったグランドロビーは広さ約550平方メートルの空間に設えた。

 また共用施設として、幅15mの浴槽を備えた広さ約200平方メートルの「サウナ付大型スパ」、フィットネスジム、43階には広さ約150平方メートルの「ビューラウンジ&バー」など多彩な設備を用意した。

 居室の専有面積は44.67~123.77平方メートル、間取りは1LDK~4LDK。天井から足元近くまで設置した「ダイナミックパノラマウィンドウ」に、柱・梁の構造物が室内側に出ないアウトフレーム工法を組み合わせた「新ダイナミックパノラマウィンドウ」を導入。視野角を最大限に広げる眺望を実現するとともに、室内のデッドスペースを極力なくすことにより、すっきりとした室内空間を生み出している。

 販売戸数は1,149戸で販売価格帯は4,800万~1億5,800万円台。契約者の属性は、30~40歳代が最多(61%)。家族構成は2人が多く、都心3区在住、都心勤務のファミリー層による住み替え需要が多かった。広々としたスパや眺望を楽しみくつろげるビューランジなどの充実した共用施設、まちの将来発展性が高く変化が楽しみな立地といった点などが評価された。

 入居開始は2月下旬を予定。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。