東京急行電鉄(株)は29日、町田市と検討を進めてきた「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」について、共同で推進していくことに合意、協定を締結した。
同プロジェクトは、東急田園都市線「南町田」駅周辺に位置する鶴間公園・鶴間第二スポーツ広場とグランベリーモールを中心とした地区において、官民が連携・共同して地区の都市基盤、都市公園、商業施設、都市型住宅などを一体的に再整備し、郊外住宅地を再構築するための「新しい暮らしの拠点」を創り出していくもの。
新たな住民の流入や地域の住み替えサイクルによる世代間の循環やバランスのとれた人口構成の維持、良好な住宅市街地とコミュニティを持つまちづくりを目指す。また、歩行者ネットワークの整備や雨水調整池の整備・拡充により地域の防災機能の強化も図る。
今後両者は、展開する各種事業の実施に向け、計画検討や法定手続きなどを経て、土地区画整理事業による都市基盤の整備を本年秋に着手。その後、鶴間公園やにぎわいの融合ゾーン、商業施設などの整備工事を並行して進め、19年度のまちびらきを目指す。