不動産ニュース / その他

2016/3/3

米国・ボストン郊外に高所得者向け賃貸住宅を建設/大和ハウス工業

「クーパーストリート・プロジェクト」外観イメージ
「クーパーストリート・プロジェクト」外観イメージ

 大和ハウス工業(株)は3日、同社が米国マサチューセッツ州ボストン郊外で開始した賃貸住宅事業「クーパーストリート・プロジェクト」(総戸数264戸)の概要を公表した。同社の現地法人のDaiwa House Texas Inc.(ダイワハウス テキサス)と全米大手の不動産会社Lincoln Property Companyとの共同プロジェクトの第4弾。

 同事業は、マサチューセッツ州の州都であり、金融都市であるボストン市の中心部から車で約20分、電車で約23分、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、ボストン大学など100を超える大学・研究機関が集積し、多くの研究者や職員、学生が集まるエリアに立地。敷地面積1万7,492平方メートル、木造地上5階建て。4棟を連結した形式の賃貸住宅を建設する。

 専有面積は65.03~109.25平方メートル、間取りはスタジオタイプ4戸、1ベッドタイプ174戸、2ベッドタイプ86戸、16プランを用意する。また、入居者専用のエンターテインメントラウンジやカフェスペース、プール、フィットネスセンターなど共用部のほか、セキュリティ管理された全戸分の自走式駐車場を設け、防犯性を向上させる。
 
 顧客ターゲットは、安定した賃貸需要が見込める1975年~89年までに生まれたジェネレーションY世代を中心に、ボストン近郊に住む世帯所得の高い専門職・研究職に従事する人や大手企業の従業員。賃料は日本円(1ドル115円で換算)で23万円台~32万円台。着工は2016年6月、竣工は17年12月、入居は同年9月を予定する。
 
 同社では16年度中に管理戸数をを現在の1,713戸から5,000戸へ増加させることを目標に、賃貸用不動産を購入・開発し、18年度までに米国で500億円の売り上げを目指す方針。

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