不動産ニュース / 開発・分譲

2016/3/28

「SL広場」など新橋駅西口の再開発準備組合設立。事業協力者は野村不動産、NTT都市開発

 JRなど「新橋」駅西口周辺約2.8ha(東京都港区)の駅前再開発事業の準備組合として「新橋駅西口地区市街地再開発準備組合」が24日に設立された。野村不動産(株)とNTT都市開発(株)の2社を事業協力者として選定し、今後市街地再開発事業の実施に向けて権利者の意向確認など具体的な計画策定に着手する。

 事業検討区域は、「SL広場」や1971年竣工の複合ビル「ニュー新橋ビル」、隣接する新橋三丁目・四丁目の一部エリアを含む。「新橋」駅では、羽田空港からのダイレクトアクセス構想も浮上しており、将来的な国際交流の玄関口しても期待されている。国や東京都のビジョンといった上位計画においても、新橋・虎ノ門エリアが国際競争力強化、高度防災都市化などの方向性が示されており、港区のまちづくりガイドラインにおいても、都市機能の充実やにぎわいあるエリア形成などが盛り込まれている。

 また、区域内の「柳通り」の一部は戦後70年間にわたって都市計画道路指定による建築制限を受けており、権利者の生活設計・事業継続に不安があることや、防災性や耐震性・不燃化に不安のある建物群が多いことなどの課題を抱えている。

 これらの課題に対し、周辺土地利用と調和した業務・商業施設の整備、帰宅困難者対策をはじめとした防災機能整備など、将来のエリアマネジメントを含めたまちづくりの実現に向けて取り組んでいく。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。