不動産ニュース / 政策・制度

2016/4/1

「防犯優良賃貸集合住宅」認定事業を開始/ベターリビング

 (一財)ベターリビングは3月30日、(公財)全国防犯協会連合会と共同で「防犯優良賃貸集合住宅認定事業」を開始した。

 住宅内での犯罪発生率が年々高まる中で、アパートなどの賃貸就業住宅も防犯対策が望まれている。しかし、賃貸集合住宅は建築コスト等の制約から十分な防犯対策が取られないケースも多く、ユーザーニーズに応えられていない現実がある。そこで、賃貸集合住宅の防犯性能に一定の基準を設け、それに適合する住宅を普及させることで、安全・安心な暮らしの実現を目指すため、同事業を立ち上げた。

 同事業では、賃貸住宅の防犯性を(1)不審者が隠れにくい、侵入しにくい建築計画、(2)防犯性能の高い住宅部品の使用、(3)自転車、物干し、ごみ置き場の盗難対策、(4)音や光で緊急事態を伝える非常警報装置の設置、(5)町内会等と連携した地域の防犯性を高めるための取り組み、で評価。審査に合格した賃貸集合住宅を認定する。

 認定は、個々の賃貸集合住宅を審査し、認定・登録する「個別認定」と、規格化された集合住宅の設計、施工、管理方法をあらかじめ審査し、シリーズとして認定。実際に建設されることに外構の確認を行ない登録する「シリーズ認定」の2つで実施する。

 審査に合格した賃貸集合住宅は、両団体のホームページ等で情報をユーザーに公開する。

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