三菱地所（株）は、マルチテナント型物流施設「ロジクロス厚木」（神奈川県厚木市）を5月に着工すると発表。21日、地鎮祭を執り行なった。
同社単独開発としては、「ロジクロス福岡久山」に続く第2弾。建設地は、小田急小田原線「愛甲石田」駅から徒歩約20分。圏央道・東名高速道路・国道129号線へのアクセスが良好で、都心部消費地への配送をはじめ、首都圏広域、首都圏と関西・東海地方をつなぐ配送拠点として優れている。
敷地面積は1万4,782平方メートル。建物は延床面積は約2万9,900平方メートル。柱・梁鉄骨造の4階建て。1階に大型トラックが着車可能なトラックバースを2方面（L字型）に設置。3区画まで分割対応でき、約9,300平方メートルからの貸し付けを可能とする。
また、従業員の職場環境に配慮し、各倉庫区画にそれぞれ喫煙室、パウダールームを設置するほか、ドライバーにも配慮し、施設外部からアクセスが可能な専用トイレ・喫煙室も設置する。こうした施設計画が評価され、（株）日本政策投資銀行による「DBJ Green Building 認証制度」で「極めて優れた『環境・社会への配慮』がなされたビル」としてPlan認証を付与されている。
同日会見した同社常務執行役員の田島 穣氏は、「現在、首都圏と関西圏、中京圏で3件の物流の開発を進めている。今後も年間2～4件の開発用地取得を目指しており、ゆくゆくは主要な事業領域としていきたい」と話した。
竣工は2017年3月末の予定。
