不動産ニュース / 開発・分譲

2016/4/21

自然の力を取り込み快適性向上。神奈川・秦野の分譲住宅地が完成/住友林業

住友林業筑波研究所による風の設計(建物にどう風がとりこまれるか)によって、丹沢の雄大な山々から吹き下ろす風を感じられる住まいを実現させている
住友林業筑波研究所による風の設計(建物にどう風がとりこまれるか)によって、丹沢の雄大な山々から吹き下ろす風を感じられる住まいを実現させている
水辺の風景、桜並木などが楽しめるビオトープのような今泉あらい湧水公園。人と自然の交流を育む場として新設された
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区画整理事業地内に5月のオープンするアカデミーコスモス保育園。まちに溶けこむ外観が特徴
区画整理事業地内に5月のオープンするアカデミーコスモス保育園。まちに溶けこむ外観が特徴

 住友林業(株)は20日、分譲住宅地「フォレストガーデン秦野」(神奈川県秦野市)の完成に伴い、報道陣に公開した。

 同住宅地は、小田急小田原線「秦野」駅南口徒歩5分に立地。同社は、区画整理準備組合設立後から事業に参画。分譲戸建住宅を中心に木造の保育園、賃貸住宅、公園など、住友林業グループ全体で開発を行なった。総開発面積は約3.2ha。

 街区計画は同社筑波研究所が手掛け「自然力が快適力になる街と住まいの創造へ」をコンセプトに、風を取りこみ、光を調節し、水を取り入れ、緑を育む工夫として、雨水を自然に返すレインガーデンや雨水タンクを設置。水の流れをモチーフとした線形デザインなど、特に水との共存にはこだわった。

 フォレストガーデン秦野は、全45区画。分譲住宅は28戸(3LDK~4LDK)、残りは建築条件付宅地分譲(17区画)。2015年7月より販売を開始し、すでに1・2期の販売が終了。現在は3期を販売中。6月に4期分、11月に5期分をそれぞれ5戸、4戸を販売する予定。1・2期販売分住戸は、土地面積131~172平方メートル。建物は木造2階建て、専有面積103~123平方メートル。販売価格は、4,150万~5,250万円。

 見学会で挨拶した同社住宅事業本部まちづくり営業部長の大石淳一氏は「まちづくりは『コミュニティを大事にしていこう』というコンセプトを徹底させている」と述べた。また、同営業部係長の島雄樹也氏は「豊かな自然を取り入れた家造りが訴求ポイント。これまでに70組の来場があり、13組が契約済み。このエリアとしては反応が良い」などと述べた。

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