不動産ニュース / 開発・分譲

2024/4/25

旧ゆうぽうと建て替えの複合ビル、26日に開業

「五反田JPビルディング」外観
オフィスは基準階面積約960坪

 日本郵政不動産(株)は25日、26日に開業する複合ビル「五反田JPビルディング」(東京都品川区)を報道陣に公開した。郵政公社が運営していた「ゆうぽうと」(旧東京簡易保険会館)跡地の再開発。オフィスを中心にホテル、シェアオフィス、フードホール、多目的ホールなど多彩な機能を持たせた。

 同ビルは東急池上線「大崎広小路」駅に隣接。敷地面積は約6,700平方メートル。建物は鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上20階地下3階建て、延床面積は約6万9,000平方メートル。高さ約97m。

 1階がフードホール「五反田食堂」、2階がシェアオフィス「co-lab五反田withJPRE」、3階に多目的ホール、2~12階がオフィス、14~20階が星野リゾート運営の都市ホテルブランド「OMO5 東京五反田」となる。CASBEE-建築Sランクを取得している。

 オフィスは、約2万8,000平方メートル。基準階フロア約960坪の無柱空間で、一部フロアは最小35坪に分割可能。現時点で5割強のテナントと契約済み。契約意向の反響が残り床を上回っており、早期満床を目指す。シェアオフィスは、都内5ヵ所で「co-lab(コーラボ)」を展開する、春蒔プロジェクト(株)が運営。広さは1,700平方メートル。コワーキングスペース、ブース、3~30坪の15個室、専有ブース、シェアキッチン付きのオープンスペースのほか、水風呂完備の本格サウナも併設した。

 星野リゾート運営のホテルは、客室数188室。フロントのある14階は「OMOベース」とし、カフェや庭園、ショップ、ラウンジ、ドッグガーデンなどを設置。宿泊客以外も利用できる。また、客室の10%をペット同伴OKとした。レストラン機能は持たず、飲食やアクティビティは地域の店舗を案内することで地域を盛り上げる。

 品川区運営の多目的ホール「品川区立五反田産業文化会館」は、広さ413平方メートル。ホール形式で約435席、スクール形式で約300席確保できる。1階のフードホール「五反田食堂」は、座席数230席。五反田の名店や東京初出店の飲食店など11店舗を誘致した。

 25日の発表会で挨拶した日本郵政不動産代表取締役社長の山代裕彦氏は「21年に着工したものの、コロナ禍により事業推進もままならないこともあったが、五反田の魅力を評価していただき厳しい時期に出店を決断していただいた星野リゾートさんをはじめ、関係者の皆様のおかげで無事開業を迎えることができた。多様な働き方、生き方に対応する施設構成とし、旧ゆうぽうとの地下躯体の再利用などSDGs達成への貢献、サステナブルにも配慮した。今後も地域の皆さまとともに、五反田の発展に努めていく」と抱負を述べた。
 また、星野リゾート代表の星野佳路氏は「このホテルでは、ビジネス客だけでなく都市観光に来た観光客もターゲットとしていく。五反田のにぎわいをつくるというのが本ビルのコンセプトだが、当ホテルもそのにぎわいに溶け込み、五反田の魅力を国内外に発信していきたい」などと語った。

シェアオフィスはシェアキッチンやサウナを備える
星野リゾート運営のホテルは、定員2~3名対応の客室がメイン。ペット同伴が可能な客室も1割設けた
フードコート「五反田食堂」には11店舗を誘致。地域住民やワーカーも呼び込む

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インドで生まれたPareshkumar Patel氏。10代で人身売買被害にあった過去を持つが、なんと今では多数のホテルを所有し成功を収めるなどアメリカンドリームをつかみ取った。
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