不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/9/1

会員の着工住宅、長期優良認定が35%に/木住協調査

 (一社)日本木造住宅産業協会は8月31日、27回目となる2015年度の自主統計および着工統計の分析結果を発表した。毎年対象会員各社にアンケートを実施し、会員の年間住宅着工実績を「自主統計」としてまとめており、過去5年間の着工推移などを国土交通省公表の「住宅着工統計」と比較集計している。今回の調査期間は16年5月7日~7月12日、397社より回答を得た。回答率は91.7%。

 同協会会員の同年度の住宅着工数は9万2,439戸(前年度比5.1%増)。このうち、木造戸建住宅は8万8,439戸(同4.1%増)で、国土交通省の住宅着工統計における、木造戸建ての着工戸数に占める会員のシェアは19.8%(同0.3ポイント上昇)となり、過去最高となった。

 「平成25年省エネルギー基準」に適合する住宅の着工戸数は5万3,714戸と、前年度の約3倍に増加。同協会会員が着工した戸建住宅に占める割合は60.7%に達している。また、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の着工有無を聞いたところ、67社が着工した経験を持つという回答があった。

 長期優良住宅の着工戸数は3万1,032戸(同7.5%増)、会員が着工した住宅におけるシェアは35.1%(同1.1ポイント上昇)となった。同協会では「15年度着工統計に占める認定長期優良住宅のシェアは19.6%となっており、木住協会員が積極的に取り組んでいる様子が伺える」とした。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。