(株)朝日新聞社は14日、アクシスモーション(株)(東京都新宿区、代表取締役:田中祥司氏)と業務提携して実施している、朝日新聞販売店(ASA)による賃貸住宅の清掃・点検サービスの現場見学会を開催。業務に従事する様子をマスコミに公開した。
新商品やビジネスの開発に取り組む組織である朝日新聞社メディアラボが、不動産管理会社向けに事業展開するアクシスモーションと、地域に密着で営業するASAが共同で提供できるサービスを検討、実現したもの。
アクシスモーションが賃貸管理事業者から空室巡回点検、共用部の状況確認、日常清掃をアウトソーシングとして受託する「PMアシスト」サービスの提供スタッフとして、ASAスタッフが参加。ASAにとっては、日々訪問している物件で、配達業務の合間に新規サービスを実施できるというメリットが、アクシスモーション側には、地域を熟知しているスタッフにサービスを実施してもらえるメリットが、それぞれあるという。
見学会では、ASA南大沢・堀之内で実施している空室の巡回点検の様子を公開。実際の空室物件に赴き、ASAスタッフが室内清掃、設備の状況確認などの業務を行なった。
ASA南大沢・堀之内の運営会社である(株)デサフィオ代表取締役の金子恭士氏は、「新聞販売店は地元密着企業であり、何か地域に貢献できることはないかと模索を進めていく中で、この話があった。同じく地域で展開されている賃貸管理業の方々の支援にもつながると考えている。今後も積極的に取り組んでいきたい」と述べた。
アクシスモーションの田中氏は、「詳細なマニュアルを整備し、指導を徹底することで、高品質なサービスを提供できている。移動手段を持ち、一定の地域内を巡回するなど、賃貸管理業と新聞販売業は共通点がいくつもある。これからも、双方の事業発展に向けた展開を検討していきたい」と語った。