不動産ニュース / その他

2017/2/7

西日本全域626件の賃貸一括取得、運営へ/全国民間賃貸サービス合同会社

福岡市東区香椎浜3DK、居室面積53.08平方メートル
福岡市東区香椎浜3DK、居室面積53.08平方メートル

 米国の投資会社フォートレス・インベストメント・グループLLC(以下、フォートレス)の関係会社の全国民間賃貸サービス合同会社(旧アタミ合同会社、東京都港区)は、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構(千葉県千葉市)より、西日本全域(2府25県)で626件(1,638棟5万9,904戸)の雇用促進住宅を一括取得すると発表した。

 同機構による物件の運営は3月31日(予定)まで。以降は物件を「Village House/ビレッジハウス」としてリブランディングし、関係会社のレジデンシャル・サービス・ジャパン(株)および(一財)SK総合住宅サービス協会が運営を行なう。

 同社はこれに伴い、既存入居者に対し、取得後10年間賃貸条件の維持を前提とした継続的な保有・運営を行なう。また、これまで新規入居募集を停止していた空室も、順次入居者を募集する。

 平均築年数は41年で、間取りは2K~3DK。入居世帯は2万3,471世帯。月額家賃は2万円台~6万円台と、民間賃貸住宅よりも抑えた価格帯を予定している。また、一部物件では、修繕・改修や遊具の入れ替え等を実施し、住宅環境向上に貢献していく。

 西日本では慢性的な低価格帯賃貸住宅の不足が続いており、賃貸を再開することで、西日本全域で3万6,433戸を新規供給。物件不足の解消を図る。また、高齢者、生活保護受給者、公共住宅からの転居者の受け入れにも積極的に取り組む予定。
 なお、物件情報の周知は、(株)アパマンショップサブリースを通じて広範囲で入居者募集を行なっていく。

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