不動産ニュース / リフォーム

2017/2/21

北九州の団地を大学生とともにリノベ/UR都市機構

子供の成長とともに建具やロールカーテンでゾーニングを変更できるリノベプランを採用
子供の成長とともに建具やロールカーテンでゾーニングを変更できるリノベプランを採用

 (独)都市再生機構(UR都市機構)九州支社と学校法人西日本工業学園西日本工業大学は、「志徳団地」(北九州市小倉南区、総戸数1,075戸、1972~87年竣工)において、子育て世帯向けのリノベーション住宅の入居者募集を開始する。

 同団地は、築45年が経過し、間取りの陳腐化などにより、入居者ニーズとのかい離などが課題となっていた。そこで、同大学デザイン学部建築学科の岡田知子教授ゼミの協力のもと、賃貸住宅2戸を再生。学生が同団地入居者にヒアリングの上、「子育て世代が長く住み続けられる住宅」をコンセプトに、企画・立案を行ない、それをもとに、同機構の若手職員と議論を交わしてプランをブラッシュアップ、リノベーションを実施した。

 専有面積61.70平方メートルと60.35平方メートルの2戸をいずれも間取り3DKから2LDKに変更。それぞれのプランで改装した。
 一つ目は従来の「ダイニング」「リビング」と固定せず、子供の成長や家族の生活スタイルによって変化できるよう、部屋間を建具やロールカーテンで区切ったプラン。自由に空間を区切ることができるほか、すべて開放してワンルームとしても使用できる。
 もう一つは、子供とのコミュニケーションが取りやすいように部屋の一体化を図ったプラン。玄関からLDK・廊下をひとつなぎで開放的なスペースとし、LDKには学習机にもできる押入型収納を備えた。

 25~26日に一般公開の上、3月3日より入居者募集開始の予定。

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