不動産情報サービスのアットホーム（株）は28日、同社ネットワークにおける2017年1月の首都圏新築戸建て・中古（既存）マンションの登録価格および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て2万7,541件、既存マンション2万663件、成約件数が新築戸建て1,687件、既存マンション704件。また、今回調査から09年1月を100とした1戸当たり価格指数の発表も行なう。
新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,434万円（前月比1.0％上昇）となり3ヵ月ぶりにプラスとなった。成約価格は3,387万円（同1.7％下落）と2ヵ月連続のマイナス。エリア別成約価格については、東京23区が大幅に下落し平均価格が5,000万円を割り込み4,789万円（同7.9％下落）に。神奈川県は3,565万円（同0.3％上昇）、埼玉県は2,926万円（同2.8％下落）、千葉県は2,765万円（同1.3％下落）、東京都下は3,677万円（同1.5％上昇）となった。
1戸当たりの価格指数は、成約物件が前月比1.6ポイント減の95.7と、登録物件（98.7）を2.6ポイント下回った。
既存マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,604万円（同3.0％上昇）と、2ヵ月連続で上昇。成約価格は2,710万円（同5.8％上昇）と、3ヵ月ぶりのプラス。前年同月比では10ヵ月連続の上昇となったが、前月比は各エリアで上昇・下落を繰り返している。
エリア別の成約価格は、東京23区が3,328万円（同1.7％上昇）、神奈川県が2,225万円（同6.8％上昇）、埼玉県は1,873万円（同9.6％上昇）と上昇。一方、千葉県は1,697万円（同2.3％下落）、東京都下が2,411万円（同1.2％下落）と下落した。
1平方メートル当たりの成約価格は47万8,100円（同6.3％上昇）。09年1月を100とした1戸あたりの価格指数では、成約物件が前月比7.4ポイント増の136.0と、登録物件（122.0）を大きく上回り、登録物件より成約物件の上昇が顕著となっている。
