東京建物(株)は3月31日、同社が開発を進めてきたサービス付き高齢者向け住宅「グレイプス用賀」(東京都世田谷区、住戸数120戸)の竣工を発表した。
同物件は、東急田園都市線「用賀」駅徒歩7分、同線「桜新町」駅徒歩9分に立地。東京都交通局の職員寮跡地を活用したもので、福祉インフラ施設の整備促進を目的とした東京都の「公営企業用地を活用した福祉インフラ整備事業」の第1号案件。保育所および看護小規模多機能型居宅介事業者を併設したサ高住で、同社が交通局所有の土地を借り受けて事業化した。
鉄筋コンクリート造地上6階建て。延床面積8,467.46平方メートル。エントランスにはグランドピアノを備えたラウンジを配置するほか、シアタールーム、娯楽室、プライベートダイニング等の共用部を設けた。専有部は、分譲住宅に準拠したデザインや性能を保ちつつ、緊急時通報装置の設置や段差を解消。1階、3~6階はコンシェルジュによりサービスを提供する「レジデンスフロア」、2階はより手厚い見守りサービスを提供する「ケアフロア」とした。
専有面積は28.02~73.16平方メートル。間取りは1R(54戸)、1LDK(37戸)、2LDK(29戸)。月額賃料は14万2,870~42万8,250円(別に管理費3万9,850~5万9,350円)。基本サービスは、レジデンスフロアが3万8,880円(1人入居)・6万6,960円(2人入居)。ケアフロアの基本・見守りサービスが9万8,280円(1人入居)・16万4,160円(2人入居)。その他食材費として4万6,980円が必要(3食30日分)。