不動産ニュース / 開発・分譲

2017/4/17

東京・日本橋のコワーキングスペース拡張移転

「31VENTURES Clip ニホンバシ」外観

 三井不動産(株)はこのほど、コワーキングスペース「31VENTURES Clip ニホンバシ」を拡張移転。21日、マスコミに公開した。

 2014年4月のオープン以来、起業家やクリエイターなど多くの利用者を獲得してきたが、利用者の増大、オープンイノベーションへの取り組み強化を図るために拡張を決定。日本橋本町3丁目の江戸通り沿いに新たな建物を建設し、移転した。

 JR総武本線「新日本橋」駅徒歩1分、東京メトロ銀座線「三越前」駅徒歩3分。敷地約300平方メートル、軽量鉄骨ブレース造3階建て。1階は「31VENTURES Clip ニホンバシ」で、ワークスペースの席数を60から90に、セミナースペースの最大収容人数を50人から100人にそれぞれ拡大。併せて「31VENTURES KOIL」(千葉県柏市)と同一のICカードを導入、会員の双方施設利用が容易になるなど、利便性も向上させた。

 2~3階には、超小型人工衛星を開発するベンチャー企業の(株)アクセルスペース(東京都中央区、代表取締役:中村友哉氏)が入居した。なお、拡張移転先を探していた同社が三井不動産に相談、条件に該当する物件がなかなか見つからなかったこともあり、同社の希望を反映させた仕様にしたという。

  三井不動産ベンチャー共創事業部長の菅原 晶氏は、「15年4月の事業部創設以来、オープンイノベーションを起こすことを目的に事業を進めてきた。ベンチャーだけでは実現するのが難しいこともでてきたため、今後は大企業とベンチャー企業の連携強化を促進していく。この場を中心に、大企業とベンチャーの橋渡しをし、新産業創出に貢献していきたい」と述べた。

ワークスペース。席数は移転前の1.5倍に増加

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