不動産ニュース / 仲介・管理

2017/4/27

フィンテック導入でサプライヤーの資金繰り支援

「サプライチェーン・ファイナンス」の仕組み

 (株)レオパレス21はこのほど、フィンテックベンチャーのTranzaxグループ(東京都港区、代表取締役:小倉隆志氏、以下、トランザックス)と業務提携。トランザックスが提供する「サプライチェーン・ファイナンス」を導入すると発表した。

 「サプライチェーン・ファイナンス」とは、サプライヤー(納入企業)が持つ売掛債権を電子記録債権化してトランザックスが設立したSPCに譲渡することで、支払い期日前の資金化を可能とする金融サービス。

 中小企業は通常、融資を受ける際には短期プライムレート(1.475%)を基準とした金利が適用されるが、本サービス導入により、サプライヤーは大手企業が適用される東京銀行間取引金利(TIBOR、1.00%)での早期現金化が可能となる。

 その他、サプライヤー側のメリットとしては、自社の信用力にかかわらず、レオパレス21の信用力で運転資金が調達しやすくなることがある。レオパレス21のメリットとしては、サプライヤーの金融コストが下がることでの関係強化、サプライチェーン全体のコスト競争力が期待できるほか、サプライヤーへの支払いに係る振り込み手数料削減や事務フローの効率化なども見込んでいる。

 なお、「サプライチェーン・ファイナンス」の詳細については、こちらの記事も参照。

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