不動産ニュース / 開発・分譲

2017/5/22

大正築のホテル、宝塚大劇場の隣に移転

新「宝塚ホテル」のイメージ

 阪急電鉄(株)と(株)阪急阪神ホテルズは、「宝塚ホテル」(兵庫県宝塚市)を移転、新築する。

 1926(大正15)年に開業した洋館ホテル。川向かいに立地する宝塚大劇場のオフィシャルホテルでもある。経年により躯体や基幹設備の老朽化が進んでいることに加え、現行法上の耐震基準を満たしていないこと等から建て替えを行ない、立地も宝塚大劇場の西側隣接地(現・西駐車場)に変更する。

 土地面積約1万2,300平方メートル、延床面積約2万3,000平方メートル、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上5階地下1階建て。客室は、宝塚歌劇の観劇やビジネスユースなど幅広いニーズに対応できるさまざまなルームタイプを備え、現在のホテルを上回る約200室を予定。ディナーショーなどが開催できる大宴会場も備える。

 クラシカルな現デザインを継承、切妻屋根の壁面などに描かれている植物モチーフのレリーフや、建物の外壁を特徴づけるドーマー窓と半円形屋根のほか、アーチ天井を持つ回廊、階段の手すりに施された装飾など、温もりが感じられる色彩や細やかな装飾を復元する予定。

 2020年春に開業予定。現在の「宝塚ホテル」は、新ホテルの開業まで、営業を継続する。

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