不動産ニュース / IT・情報サービス

2017/5/30

新築戸建て成約価格、2ヵ月連続で上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける2017年4月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格・成約価格のデータを公表した。対象は、登録物件は新築戸建て9,221件、既存マンション783件、成約物件は新築戸建て1,498件、既存マンション703件。

 新築戸建ての登録価格は首都圏平均で1戸当たり3,504万円(前月比1.5%上昇)と2ヵ月連続のプラスに。前年同月比では0.1%上昇した。

 成約価格は3,509万円(同2.8%上昇)と2ヵ月連続のプラスとなり、8年3ヵ月ぶりに3,500万円を超えた。成約の3割超を占める神奈川県で平均価格の高い横浜・川崎市の成約が好調だったことによる。前年同月比は2.5%上昇し18ヵ月連続のプラス。

 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が100.3(同1.4ポイント上昇)、成約物件が99.1(同2.7ポイント上昇)となったが、成約物件の指数は4ヵ月連続で登録物件を下回った。

 一方、既存マンションの登録価格は1戸当たり2,692万円(同4.7%上昇)となり、再びプラスに転じた。前年同月比では3.1%上昇し、7ヵ月ぶりにプラスとなった。

 成約価格は2,648万円(同1.3%下落)で2ヵ月連続のマイナス。成約の5割弱を占める東京23区の下落等による。前年同月比では7.9%上昇し13ヵ月連続のプラスとなった。

 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録価格126.1(同5.7ポイント上昇)、成約物件132.9(同1.8ポイント下落)と、成約物件の価格指数が登録物件を14ヵ月連続で上回った。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。