不動産ニュース / 開発・分譲

2017/7/12

兵庫・西宮で309戸のサ高住開発に着手

「エレガーノ西宮」完成イメージ

 住友林業(株)グループ会社で神戸市を中心に有料老人ホーム等の事業を展開している神鋼ケアライフ(株)(兵庫県神戸市、社長:中根義信氏)は12日、サービス付き高齢者住宅「エレガーノ西宮」(兵庫県西宮市、総戸数309戸)に着手した。

 開発地は、阪急「阪神国道」駅徒歩3分、JR「西宮」駅徒歩11分に立地。敷地面積1万427.65平方メートル、延床面積2万8,509.12平方メートル。鉄筋コンクリート造地上14階建て2棟と5階建て1棟で構成。介護職員の見守り動線確保を徹底し、身体的な自立度や認知症状の異なる入居者が最適な場所を選択できるよう、「緑・外気を自由に楽しめる屋上庭園」「大アクティビティスペース」「落ち着いて過ごせるケアカフェ」など五感を刺激する空間を各介護フロアに設計。要介護入居者が自立者と同様に自主的に生活できる空間を実現する。

 協力医療機関と連携し、適切な医療支援や、受け入れが難しいとされる高度医療を必要とする入居者を終身にわたり支援する介護体制による「終身介護の安心感」に加え、要介護状態にさせない「予防」「健康寿命向上」の取り組みを行なう。全入居者対象に脳ドック(MRI)健診サービスを実施し、その結果を踏まえ、認知症専門医が認知症診断や日常生活への具体的アドバイスを行なう。またMCI(軽度認知障害)の予防および悪化防止に効果的とされ健康寿命向上につながる10種類のスポーツ系・文化系プログラムも提供する。

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サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

規模や設備面で高齢者が生活しやすいバリアフリーな住宅(ハード)に、介護・医療などのサービス(ソフト)が付いた住まいをいう。 ハード・ソフトの基準は以下の通り。

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