不動産ニュース / IT・情報サービス

2017/7/13

6月のオフィスビル空室率、東京は3.26%

 三鬼商事(株)は13日、2017年6月時点の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区)の平均空室率は3.26%(前月比0.15ポイント低下)。大型募集が開始されたものの。既存ビルの大型空室などに成約が進んだことなどにより、地区全体の空室面積がこの1ヵ月間で約1万1,000坪減少した。

 新築ビルの空室率は28.18%(同1.23ポイント低下)。新築ビル1棟が募集面積を残して竣工した一方で、竣工1年未満のビルで大型成約の動きが見られたため、空室率が低下した。既存ビルの空室率は2.87%(同0.12ポイント低下)。

 1坪当たりの平均賃料は1万8,864円(同63円増)。新築は2万7,388円(同441円増)、既存は1万8,686円(同65円増)。

 また、大阪のビジネス地区の平均空室率は4.06%(同0.18ポイント低下)。新築ビル1棟が高稼働で竣工。既存ビルでは、統合に伴う大型成約などでグランフロント大阪タワーAが満室稼働になったほか、郊外からの借り換え移転や拡張移転などの成約も見られた。大型解約の動きがなかったこともあり、大阪ビジネス地区全体の空室面積はこの1ヵ月間で約4,000坪減少した。1坪当たりの平均賃料は1万1,147円(同13円増)。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。