不動産ニュース / 開発・分譲

2017/7/24

MRで未竣工建物を実大体感/野村不動産

MRをマンション販売現場に日本初導入。
場所を選ばずマンションの外観模型を確認できる

 野村不動産(株)は21日、「プラウドシティ越中島」(東京都江東区、総戸数305戸)のマンションギャラリーをマスコミに公開した。

 同物件は、JR京葉線「越中島」駅徒歩4分、東京メトロ東西線「門前仲町」駅徒歩11分など。敷地面積7,526平方メートル、鉄筋コンクリート造地上15階建て。間取りは2LDK~4LDK、専有面積は63.98~91.24平方メートル。

 マンションギャラリーには、竣工後の共用部を体験できるVRや、日本マイクロソフト(株)が提供する「HoloLens」(ホロレンズ)を用いて開発現地でマンションの完成イメージを見ることができるMRシステムを用意している。なお、ホロレンズの新築マンション販売における活用は、日本初。

 ホロレンズを活用したメニューは、マンション建設予定地を眺めると建物完成イメージを原寸大で見えるというものと、場所を選ばずマンション外観模型を表示するものの2種類を用意した。

 また今回は無償セレクトメニューを拡充。水回りの面材や設備、建具・フローリングの色調などを自由に選択してもらえるようにしたことで、2,592通りのセレクトを用意し、ユーザーの多様なニーズに対応する。

 「モデルルームを1モデルのみの開設としたほか、図面集やコンセプトブックなどは作成・配布せず、資料請求者専用ホームページで閲覧できるようにした」(住宅事業本部住宅営業一部長・池田広人氏)ことでコストを圧縮。その分をVRやMRシステムの開発・提供費用に充てている。

 3月から開始した資料請求の反響は、約2,000件に。平均坪単価は300万円。7月15~17日の3連休には100組以上が来場、すでに30組以上の申し込みを獲得しており、「想定以上の反響」(「プラウドシティ越中島」責任者・小林 翔氏)だという。

ホロレンズをセットしてマンション建設予定地を眺めると建物完成イメージを原寸大で見える(写真はイメージ)
共用部を体験できるVR体感ゾーンも用意

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