プロロジスは24日、EC物流業務代行を行なう(株)アッカ・インターナショナルと基本合意書を取り交わし、物流分野における次世代技術の活用に取り組むことを発表した。
EC事業者や物流事業者にとって、物流施設内の労働力不足が課題となっていることを受け、新技術を駆使した次世代の物流施設の在り方を検討する。
第1弾として、プロロジスが運営する賃貸用物流施設「プロロジスパーク千葉ニュータウン」において、ロボットによる物流業務を開始する。
AI機能を持つ無人搬送ロボット30台を使用し、出荷場所まで荷物を載せた棚を自動で運搬。ピッキングや棚入れ作業時の人による作業量を軽減する。
今回の取り組みを通して、物流施設内のIoT化や、AI・ロボット活用についての課題を検証。次世代の物流オペレーションに適した施設開発の参考とする。
7月、同施設内で複数企業のEC物流業務を受託しているアッカ・インターナショナルがテスト稼働を開始。8月からは荷主であるビルケンシュトック社日本法人の賛同を得て実際の物流業務を行ない、9月には荷主企業や物流事業者を対象とした見学会を行なう予定。