不動産ニュース / 開発・分譲

2017/8/14

近鉄不、ベトナムで分譲住宅開発に参画

TMCPプロジェクト全体イメージパース
(囲み部分が本プロジェクト物件)

 近鉄不動産(株)は10日、三菱商事(株)とベトナムの大手不動産ディベロッパーであるBitexco Group of Companies(以下、Bitexco社)が同国ハノイで進めている分譲住宅開発事業に参画すると発表。三菱商事が設立した事業用投資会社TMCP Investment Pte.Ltd.に対し、関電不動産(株)とともに出資することとした。海外での分譲住宅開発事業は初。

 「The Manor Central Park(TMCP)」プロジェクトは、ハノイ中心部から南西に約8kmのホアンマイ区の90haにわたる計画面積で、政府による一体整備が計画されている公園の面積100haを加えると、ハノイ最大の不動産事業となる。住宅、商業、オフィス、学校、スポーツ施設等の大規模複合開発事業で、分譲住宅開発では、低層棟約1,000戸、高層棟17棟・約7,700戸が計画されている。

 Bitexco社はこのうち、第1期計画となる低層棟240戸、高層棟2棟874戸を供給する。敷地面積は、低層棟2万1,109平方メートル、高層棟7,644平方メートル(2棟合計)。延床面積は、低層棟7万8,852平方メートル、高層棟6万843平方メートル(同)。

 着工は、低層棟8月、高層棟(1棟目)2018年3月。竣工は、低層棟18年10月、高層棟(同)21年10月の予定。同社は今後、ベトナムや近隣のASEAN諸国などの市場調査を進め、海外事業を本格展開していく考え。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。