不動産ニュース / 開発・分譲

2017/9/1

モデルとデザイン強化で戸建販売を伸長

「囲う壁のある家」外観。バルコニー脇の大きな袖壁が特徴的

 (株)オープンハウスは、女性設計士の登用によるデザインの強化と、販売物件を使ったモデルハウス運営により、戸建販売を伸ばしていく。

 同社は、狭小敷地の建ぺい率・容積率を最大限に活用して有効面積を高めた戸建住宅(建売住宅、土地購入者向け注文住宅)を得意としており、建物内外のデザインが画一的になりがちという欠点を抱えていた。そこで、女性や20歳代の社内デザイナーを登用し、個性的なテーマとデザインを持たせた「名前のある家」を、2016年度にリリース。この「名前のある家」に関しては、販売期間を長く取り、建物竣工時に家具を入れるなどしてモデルハウス化。販売期間を長く取るだけでなく、売却後も購入者の了解を得て、一定期間モデルハウスとして使用。戸建住宅検討者や土地購入者へ、デザイン性のアピールの場として活用していく方針。

 8月末に開設したモデルハウスは、「大きな壁のある家」「囲う壁のある家」(東京都大田区、全2戸)と「大吹き抜けのある家」(東京都世田谷区)の3戸。いずれも販売が完了しており、9月末までを目途にモデルハウスとして使用する。

 「大きな壁のある家」と「囲う壁のある家」は、JR「大森」駅徒歩圏の隣り合う2棟現場。前者は敷地面積88平方メートル、2階建て、専有面積103平方メートルの4LDK、後者は敷地面積73平方メートル、2階建て、94平方メートルの4LDK+ルーフバルコニー。有効率を極限まで消化してファミリー向けに部屋数を増やす一方、狭小住宅にありがちな採光・通風問題を解消するため、吹き抜け、天窓、小窓を随所に配置した。外観は2棟の連続性を考え、バルコニーに大きな袖壁をかけている。価格は、売却済みのため非開示。

 一方の「大吹き抜けのある家」は、東急世田谷線「若林」駅圏に立地。敷地面積100平方メートル、2階建て専有面積100平方メートルの3LDK。建蔽率60%、容積率160%の住居地域であるものの、高さ制限のため3階建ては難しいことから、2階建てに収め、周囲の植栽を充実。木調のサイディングを使うことで落ち着きと高級感を演出した。室内は、大型の吹き抜け空間を持つ20畳を超えるリビング、5畳大のロフトを持ち、将来2部屋にも分割できる9畳大の居室などが特長。注文住宅志向のハイエンドユーザーに訴求するため、同社の一般的な戸建て住宅の倍額以上のオプション(300万円超)をふんだんに採用した。価格は、売却済みのため非開示。

「大吹き抜けのある家」外観。
容積消化が難しいため外構を豊かにして高級感を出している
「大きな壁のある家」リビング。
2.5層、5mを超える吹き抜け空間や大小の小窓で明るい空間を演出

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