不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2017/9/11

5期連続で最高売上高/積水H 18年1月期2Q

 積水ハウス(株)は8日、2018年1月期第2四半期決算(連結)の説明会を開催した。

 当期(17年2月1日~7月31日)の売上高は1兆94億8,400万円(前年同期比6.3%増)となり、5期連続で過去最高を更新した。営業利益は903億8,500万円(同14.0%増)、経常利益は956億5,100万円(同21.7%増)、当期純利益は610億800万円(同17.2%増)となり、第2四半期としては過去最高の売り上げ・利益を達成した。

 主力の請負型ビジネスでは、戸建住宅事業が売上高1,855億9,500万円(同1.5%減)と減収となったものの、高付加価値のZEHハウス「グリーンファースト ゼロ」や3・4階建て高付加価値商品の受注が好調。一棟単価は3,791万円(前期末比62万円)と上昇した。また、賃貸住宅事業は売上高2,102億6,800万円(同1.6%増)と増収。3・4階建ての賃貸専用、賃貸併用、店舗併用等が好調で、一棟単価は9,296万円(同935万円増)と大幅上昇。同セグメントの売上高は3,958億6,300万円(同0.1%増)、営業利益520億8,400万円(同4.2%増)を計上した。

 ストック型ビジネスについては、リフォーム事業は賃貸住宅リフォームが好調に推移し、コスト削減効果もあり利益率が改善。また、不動産フィー事業でも、賃貸住宅事業からの物件供給に伴う管理室数増加が継続し、入居率も高水準を維持。セグメント売上高は3,139億8,600万円(同4.0%増)、営業利益273億9,500万円(同8.7%増)となった。
 なお、貸倒損失として55億円を特別損失に計上している。

 説明会において、同社代表取締役社長の阿部俊則氏は「当社は第4次中期経営計画として、事業ドメインを“住”に特化した成長戦略を展開している。中期経営計画スタート当時は、売上高、営業利益ともに請負型が割合を占めていたが、経営計画に沿ったバランスのとれた割合となってきた。今後も成長しながら開発型ビジネスや国際事業を伸ばしていきたい」と話した。

 通期については売上高2兆1,440億円(同5.8%増)、営業利益1,920億円(同4.3%増)、経常利益2,000億円(同4.7%増)、当期純利益1,280億円(同5.0%増)を見込んでいる。

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