不動産ニュース / 開発・分譲

2017/9/12

湘南でAI活用したスマートウェルネスM/大和H

モデルルーム例

 大和ハウス工業(株)は16日、開発中の分譲マンション「(仮称)プレミスト湘南辻堂」(神奈川県藤沢市、総戸数914戸)のモデルルームをグランドオープン。11月下旬より全2棟のうちの1棟「アクアフェイス」(総戸数404戸)の販売を開始する。

 同物件は、JR東海道本線「辻堂」駅徒歩9分に立地。鉄筋コンクリート造地上14階建て「アクアフェイス」と同13階建て「フォレストフェイス」(総戸数510戸)の2棟構成。住戸は、2LDK+S、3LDK、4LDK、専有面積68~93平方メートル。

 建設地は、日本電信電話(株)(NTT)の社宅跡地で、敷地面積約3万5,000平方メートル。湘南エリア最大規模の大型分譲マンションとなる。IoT技術とAIを活用したヘルスプロモーションサービスを導入し、スマートウェルネスの実現を目指す。カフェラウンジやフィットネスジム、BBQテラスといった16に及ぶ多彩な共用設備を生かし、コミュニティ形成などの支援サービスとして、各種イベントの開催も予定する。

 16日にオープンするモデルルームでは、3タイプのモデルルームほか、湘南の歴史や物件設備・サービスを紹介する。客席が360度回転するシアターを導入、また、ヘルスプロモーションサービスで使用するウェアラブルデバイスをつけて体力測定を体験できるスペースも用意した。

 現在までの問い合わせ件数は約2,000件。属性は30~40歳代が約40%でDINKS、ファミリー層、結婚予定者が中心。居住エリアは藤沢・茅ヶ崎エリアが50%、横浜市が15%超。モデルルーム(完全予約制)の予約は11日の時点で約500件。第1期の販売戸数、価格は未定。「フォレストフェイス」については18年5月を目途に事前案内を開始する予定。

 11日の見学会で挨拶した同社東京本店マンション事業部事業部長の松岡康成氏は、「自然豊かな湘南という土地柄を生かし、“モノよりコト”、住まいだけではない豊かな人生が送れる物件を企画した。IoT、AIを活用した個別の提案ができるヘルスプロモーションなどを売りに、18年3月完売を目標に『アクアフェイス』の販売を進める」などと述べた。

販売開始する「アクアフェイス」の模型

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IoT(インターネット・オブ・シングス)

Internet of Things。モノが人を介することなく相互に情報をやりとりする概念をいう。

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