積水化学工業(株)住宅カンパニーは28日、創立70周年記念の木質系ユニット住宅「グランツーユーV(ファイブ)」を全国で発売する。
同社はボリュームゾーンを建物本体価格2,000万円前後と想定し、この市場でのシェア拡大を狙っており、同商品もその施策の一つ。17年4~9月末まで、同商品を一部の販売拠点において先行販売。合計約600棟の成約を得たことから、本格販売に移行した。
「グランツーユー」シリーズの2×6ユニット工法を引き継ぎながら、さらに強度と施工精度を高めた新2×6ユニット工法「W5工法」を導入。省力化・効率化を推進し、現場施工の工数を従来商品と比べ約15~20%削減、従来の2×4ユニット工法の商品群の価格帯と同等以下の販売価格を実現した。併せて窓まわりの装飾など外観デザインも充実させた。
ZEH仕様に対応可能な他、大容量太陽光発電システム、コンサルティング型HEMS、定置型リチウムイオン蓄電池「e-Pocket」(イーポケット)」の3点セットの設置を可能とし、エネルギーの自給自足にも対応しやすい仕様とした。販売目標は2018年度2,000棟、販売価格は3.3平方メートル当たり50万円台後半~(延床面積112.5平方メートルのモデルプランで試算、税抜き)。