エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は8日、2018年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。
当期(17年4月1日~9月30日)は、営業収益727億9,200万円(前年同期比6.2%増)、営業利益155億5,000万円(同37.3%増)、経常利益148億1,900万円(同51.4%増)、当期純利益96億5,900万円(同53.7%増)の増収増益に。
主力のオフィス・商業事業は、「品川シーズンテラス」(東京都港区)や「アーバンネット日本橋二丁目ビル」(東京都中央区)といった既存物件のフリーレント解消等が収益増に寄与。営業収益452億700万円(同8.6%増)、営業利益166億1,100万円(同34.8%増)と好調。
住宅事業についても、「ウエリス代沢」(東京都世田谷区)、「ウエリス吹田山手町ウエスト・イースト」(大阪府吹田市)など408戸を引き渡し、営業収益214億6,800万円(同11.7%増)、営業利益12億7,900万円(同1.7%増)であった。
決算発表会見の席で同社代表取締役の中川 裕氏は、「オフィス・住宅事業については賃料収入が着実に伸びており、9月末時点の当社所有物件の空室率は都心5区で2.0%、全国平均で3.3%と好調。住宅事業についても、昨年は苦戦したが、今期は順調に推移しており、契約戸数も1,100戸の目標に対し82%ほどまで進捗している」と好調さをアピールした。
通期は、営業収益1,630億円、営業利益290億円、経常利益270億円、当期純利益175億円を見込む。